仕事
三女が2歳になる頃、マイホームを買いました。
喜びも束の間、だんだん自営業の旦那の仕事が思うようにいかなくなり収入も減り
不安になった私は少しでも働きに行こうと思いました。
長女は小学生、次女は幼稚園、三女は家に居てる状態での仕事。
働ける時間は限られていました。
たまたま求人広告で見つけた
朝7時から9時の仕事、2時間だけならなんとかなると後先考えずに応募し、仕事はすぐに決まりました。
そこから子供の事をどうすればいいか考え始めました。
朝私が家を出る6:30に子供を起こし、ご飯、着替えも済ませ、長女が学校に行く時間に目覚ましをセットし、それがなったら家を出るように言い聞かせ
次女は私が9時に帰ってから幼稚園に送っていく
8時頃まで旦那は家に居ましたが、そこから1時間は
次女と三女2人きりです。
すごく不安もありましたが、生活をしていく為には仕方がありません。
幸い大人しくテレビを見たりしてくれてありがたかったです。
次女が小学校に入ると今度は三女が1人の時間が出来るようになります。
つづく
お父さんと娘
娘が年頃になりお父さんを避けないように、
小学生になった頃から
行きたい所や欲しい物があると私に言ってきた時はすべて「パパに言って」と言うようにしてみました。
行きたい所をパパに言えば連れて行ってくれます。その時私はほとんどついて行かず
パパと娘だけで行かせるようにしました。
パパも娘に頼まれて嬉しい
私も1人の時間が作れるのでそれもまた
嬉しい時間でした。
欲しい物は鉛筆や消しゴムなど小さな物でもパパに言えば買いに連れて行ってくれると言う関わり方をしてもらいました。
そうすると中学生になってもパパ大好きな娘達に育ちました。
長女は高校3年生の三者懇談も専門学校の見学も
パパと行きました。
次女は高校合格祝いに、巨人の沖縄キャンプを見に行きたいと言うのでパパと2人沖縄まで行きました。
三女はBTSや韓国コスメに興味を持ち、コリアタウンに何度か連れて行ってもらい誕生日にコスメやグッズを買ってもらっていました。
こうして我が家の子育ては、赤ちゃんから幼児の間は私の役目が多く、その後はパパの出番が多くと自然に役割分担が出来ていたので私達にはそのやり方がとても良かったと思います。
旦那さん③
少しづつ子供達との関わりが増えてきた旦那でしたが、やはり私と居る時間がほとんどの子供達。
年頃になりパパを嫌がり避けるようになるかもしれない。
3人の娘に避けられる事になるのはさすがに可愛そう。
そう思った私はある事を思いつきました。
つづく
旦那さん②
次女が産まれて長女を公園に連れて行ってくれた旦那さん。
後から近所のママ友に聞くと、旦那はスポーツ新聞を読み、大人しい長女はその横にちょこんと座ってたとの事。
私が頼めばオムツ替えをするけど自分からはしない。
外に出かけた時、子供の手を繋いでと言えば繋ぐ。
抱っこもほとんどしない。
自分の子供が可愛くないのかなと寂しい気持ちにもなりました。
私が子供のお世話に忙しくしてても、自分の食べた食器はそのままテーブルの上
正直、旦那と結婚した事を後悔もしました。
言い合いして喧嘩をするのもおっくう
慌ただしい日常に子供の事以外考えてる余裕もありません。
そんな旦那さんも3人目が産まれてからだんだん変わり始めました。
さすがに私の大変さに気付き出したのか
不器用だけど基本優しい性格。
今思えば自分から何をすればいいのか分からなかったのかも知れません。
疲れた私を1人にする為、子供を連れて出かけてくれる事も増えて来ました。
遊びは子供目線というところまではいきませんが、
不器用でも子供達の記憶には今でも思い出として残っています。
おトイレに1人でちゃんと行けるかどうかわからない年齢の時でもそこは気にせず連れて出かけてくれました。それなりにその時々で対応してくれていたようです。
私がいない事で子供達もお姉ちゃんを頼り助け合う関係が築けたようでした。
つづく
旦那さん
旦那さんは、仕事人間。
それ以外に趣味もなく、家では何もしない。
座って「コーヒー入れて」と言えば出てくる環境で育ったようで何もしない。家事は男がするものじゃないと思ってるような人。
結婚して驚いた事は、鍋を食べる時に自分で器に取らずに「入れて」と言う事
男兄弟で育った旦那さん。お義母さんは、お義父さん、弟のすべてを取り分けていたみたいで
それを知って驚きました。
初めはそんな人もいるのかと諦めていましたが、子供が出来てそんな事にかまっていられない私はだんだんイライラ
自分でするように何度も言ってるうちに
今では自分で入れるようにはなりましたが、出来れば入れて欲しそうです。
子供の頃に身に付いた事はなかなか変わりませんね。
そんな旦那さんの幼い我が子との関わり方は驚く程最低で自分からはほとんど何も手伝わない状態から始まりました。
そんな旦那さんが後に変わっていきます。
つづく
産まれて来る時
子供はお母さんを選んで産まれて来ると聞いた事があります。
初めてそれを聞いた時は全く信じていませんでした。
子育て中も信じていませんでした。
子供達が成長して振り返った時、それは本当かもしれないと衝撃を受けました。
旦那の独立をきっかけに経済的に不安定で苦しい時期がたくさんありました。子育て真っ只中の時です。
辛く落ち込む私を無邪気にいつも片時も離れず寄り添いずっと笑顔にしてくれる三女
その時はただママべったりの甘えん坊としか思えませんでした。
三女が大きくなり、反抗期を迎えてママから離れ私が触るのを嫌がる事が増え寂しさを感じていました。
でも私が辛い時には、なぜか何も言わずべったり側にいてくれました。それはごく自然にソファーに座りテレビを見ている時ぴったり触れ合っていてもずっと何も言いませんでした。
たくさん笑顔にもしてくれました。
その時気づきました。
この子は私を守る為に産まれてきたのかもしれない。
長女もずっと妹達の面倒を見て、幼い子を置いて働き始めた私を全力で助けてくれていました。
次女は癒しをたくさんくれました。
それに気づいた時衝撃を受けたのと、子供達に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ありがとう
公園デビュー②
次女が産まれて1ヶ月過ぎた頃から長女を外でお友達と遊ばせてあげたいと思い、次女をベビーカーに乗せ公園へ行きました。
毎日慌ただしい生活
次女は夜中泣いて起きる事が多く、昼間ベビーカーの中でぐっすり眠り
私は夜中眠れず、昼間は公園へ行き
睡眠不足も限界でした。
今思えば、どうしてあんなに無理をしてたのか?
もっと自分のペースでよかったんじゃないか?
でもあの頃は
長女をお友達と遊ばせてあげたい。
外に行けなくなり、お友達とのつながりが無くなってしまうかもしれないと私1人が焦っていたんだと思います。
結局、私が自分を見失っていたんだと思います。